テレビがあると家族の団欒がなくなる!?テレビと団欒の関係

しゅんさいです!

 

皆さんの家には何台テレビがありますか?

リビングに1台ですか?

1部屋に1台ですか?

それともテレビは置いていないですか?

 

私はこのテレビの台数が家族の団欒のあり方に影響してると考えます。

 

しゅんさいの家は各部屋に1台ずつ大きは異なりますがテレビがあります。

この各部屋に1台ずつテレビがあるということは、私自身の体験を踏まえて家族の団欒と相性がいいケースではないと考えています。

テレビの歴史を振り返りつつ、テレビと家族の団欒についての関係を見ていきましょう。

 

[1950年代]

国内で第1号となるテレビが誕生しました。

当時のテレビの価格は17万5千円と、めちゃくちゃ高額でした。(今の価格にすると175万円程です)

ちなみに、当時の公務員の初任給は5400円でした。

当時の公務員の給与と比べるとどれだけ高価なものかより分かりますね。

そうなってくると1950年テレビを買うことができる人は極わずかでした。

では多くの買うことができなかった人はどのようにしてテレビを見たのでしょうか?

このような人々は、街頭テレビと言う公園や神社に皆んながテレビを見られるように置かれていた場所でテレビを見たり、近所の極わずかなテレビを持っているお家に大勢で見に行ったりしていました。

まとめると、

1950年代

・テレビはとても高額なもので家に持っている人はとても少ない

・多くの人は街頭テレビやテレビを持っている家に行って見ていた

ということになります。

なのでこの頃の家庭では持っていたとしてもテレビは1台。

家族で1つのちゃぶ台を囲んで、テレビのある家庭はそれを見ながらたのしく会話をしながら、無い家庭は街頭テレビで見た番組の話題を話している図が容易に想像できますね。

 

[1950年以降]

徐々に一般家庭にもテレビが普及し始めます。

普及し始めは、やはり家庭によって差はありましたが一家にに1台が基本になりました。

では、この頃のテレビと家族の団欒の関係を見て見ましょう。

この頃は恐らく、現在よりも部屋の数なども少なく何より家族みんなでご飯を食べる、ということに重きを置いていたのでは無いかと思います。

(例えばサザエさんの家もそうですよね。)

そしてテレビは1家に1台なのでそのテレビを囲みながらみんなでご飯を食べて団欒している図が想像できますね。

 

[現在]

テレビはそんなに高価なものではなくなり、家電用品店には様々な大きさのテレビ、価格帯も幅広く売られていますね。

そんな背景もあり1家に1台は当たり前になりました。

家の構造の在り方も変わって、部屋の数も増えたように感じます。

それと同時に、私の家のように一部屋に1台テレビがある家も増えてきてるように感じます。

そうすると、自室でもテレビが見ることができるようになります。

すなわち、家族みんなでテレビを囲んでご飯を食べて団欒するという図が少なくなってきているということになります。

 

しゅんさいの家はまさに、このような形になっており元々家族みんなでご飯を囲んで食べるという習慣がなかった為か、各自がご飯を食べ終わったら自室にいって自分の好きなテレビを見るという図が出来上がっています。

しゅんさいの家と同じような家庭も少なくは無いのではないのでしょうか?

 

私はこれをとても悲しく感じます。

勿論、団欒が少なくなった理由はテレビが全てでは無いことは分かっています。

しかし!テレビが家族の団欒にとってとても大切な役割になっているということを理解していただけたのでは無いでしょうか。

 

日本の公文書研究者の有馬哲夫さんはテレビについてこう述べています。

「テレビは、神からのクリスマス・プレゼントだ。

われわれは、このプレゼントを手にして娯楽のことばかりを考えるのではなく、人類の善意と地上の平和のことを、そして、それにいかに役立てるかをも考えなければならない

テレビを通じて、いかにひとびとの蒙を啓き、偏見を根絶し、理解を深めるかに心くだかなければならない。テレビこそ、その未来を開いてくれるだろう。」

 

これについては色々な見解があると思いますが、私はテレビを通して各々が娯楽の事ばかりを考えるのではなく

テレビをいかに役立てるか=家族の団欒にどのように使うか

と言うことを訴えかけているように思います。

 

テレビは私たちに様々な娯楽を提供してくれる、有難い家電です。

それと同時に、現代はその使い方も大切になってきてると思います。

皆さんも、この機会に是非テレビと家族の団欒の在り方を考えてみてはいかがでしょうか?

 

 

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