先生だって人間だもの、好き嫌いは当たり前。でも、、、
しゅんさいです!
皆さんは学生時代にどんな先生と出会いましたか?
皆んなに好かれる明るい先生。
怖いけど生徒の目線になって考えてくれる優しい先生。
必要最低限しか教えないぶっきらぼうな先生。
面白おかしく授業をしてくれる楽しい先生。
色々な先生がいますよね。
また、学生時代に出会った先生がとても尊敬できる人で、その先生に影響を受けて自分も先生になりました!
なんて人もいて、いかに教師という存在が生徒にとって大きいか分かりますよね。
でも、皆さんも感じたことがあるように良い先生ばかりではないですよね?
しゅんさいは、多くの先生が生徒に贔屓(ひいき)をすると思っています。
学生時代に身をもって実感したような人も多いのではないでしょうか?
今日は
・学校の先生が生徒に対してする贔屓について
・そして、その先生の贔屓が生徒に与える影響について
お話ししていきたいと思います。
まず、主に贔屓に関する先生の種類は3種類あります。
1.自分が嫌いな子、普通な子には何事もなく、好きな子はすごく可愛がる
2.自分が嫌いな子には悪く、好きな子は可愛がる、嫌いでも好きではない子には何事もなく接する
3.どの生徒にも贔屓を全くせず、平等に接する先生
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
タイプ1【自分が嫌いな子、普通な子には何事もなく、好きな子はすごく可愛がる】
このタイプの先生は、特に誰にも害を与えていないと考えます。
理由は簡単です。
嫌いな子にも普通な子と一緒の対応をするから自分が先生に嫌われている事に気付きにくいからです。
気付きにくいという表現をしたのには理由があって、"子供は大人.先生の対応や表情に敏感"
という面があるからです。
ここはまた深く別の回で掘っていきたいと思います。
生徒は、先生が可愛がっている子のことも見ているため、その子と自分の対応の違いを全く気づかないという事はありません。
ですが、このタイプの先生はあからさまに嫌うような対応はしないので気付きにくく、傷つく子は少ないと考えます。
逆に、このタイプの先生に好かれた子はすごく優遇される事があるでしょう。
例えば、他の生徒のことは呼び捨てで呼ぶのに、好かれた生徒は〇〇ちゃん.〇〇くんと呼ぶといったところでしょうか。
中には、"先生に好かれすぎてて気持ち悪い"と、困っているという子もいるでしょう。
タイプ2【自分が嫌いな子には悪く、好きな子は可愛がり、どちらにも当てはまらない子には何事もなく接する】
このタイプの先生は1番たちが悪いです。
生徒に対する対応が極端なのです。
好きな子には目に見えるように可愛がって、嫌いな子には嫌な対応をします。
例えば、その学校ではシャーペン使用が禁止されているとします。
そして、このタイプの先生に好かれているA
嫌われているBという生徒がそれぞれシャーペンを使用していました。
Aに対しては、
「学校ではシャーペン使用は禁止だよ、今はしまってこれからは持ってこないようにするんだよ」
Bに対しては、
「なんでシャーペン持ってきたの?使用禁止って知ってるよね?すぐしまって!!!」
と言います。
それぞれ先生は、シャーペン使用は禁止だよ。
という”同じ事”を伝えていますが、伝え方が全く違いますよね。
周りから見ても一目瞭然です。
このような対応の数々を受ける事で、Bはすごく嫌な気持ちそして劣等感を抱きやすくなります。
逆にAは優越感に浸るかもしれないですね。
このような、あからさまな対応によりこのタイプの先生は、1番生徒の心の成長に良くも悪くも強く影響を与えます。
タイプ3【どの生徒にも贔屓を全くせず、平等に接する先生】
このタイプの先生は本当に稀です。
このタイプの先生は本当に皆んな平等に接します。
どの生徒にも同じ口調で、怒ったり褒めたりします。
全く同じ口調で、です。
私は小学校〜高校卒業までの12年間の学生生活で、1人このタイプの先生に出会うことができました。
12年間でたったの1人です。
でもこれでもすごく幸せな方だと感じます。
何故そう言えるのか?
それは、当時の同級生と
「こんなに贔屓しないで皆んなに平等してくれる先生なんてまず、いないよね。」
という会話をそれぞれ違う同級生と何度もしたからです。
その時感じました。
贔屓なく接してくれる先生は中々いないという事を。
私は元来、先生に好かれるタイプではない為この先生の対応はより、身に染みて感じました。
このようなタイプの先生に幼い頃から出会えていたら、とても心に良い影響を与えられるでしょう。
【まとめ】
上記で何度かお話ししましたが、先生が生徒に与える影響はとても大きいです。
幼稚園〜小学校低学年までは自分が先生に嫌われていて不当な扱いを受けてもそれが何なのか分からないことが多いでしょう。
しかし、小学校高学年〜中学生になってくると自分が不当な扱いを受けている事、先生に嫌われている事に気付き始めます。
また、自分が気付くのと同時に周りの生徒もその扱いに気付くでしょう。
各々自分自身と周りの生徒に対する先生の対応の違いが。
そして、それに対して感じた感情は確実に自分の心に残っていて、大人になるにつれて出来上がっていく"自分"というものに大きく影響してきます。
これはマイナスでもプラスの感情でもです。
なので幼稚園や学生生活において"どんな先生に出会うか"で、その後形成されていく"自分"が変わっていきます。
良い方向にも、悪い方向にも。
先生も人間です。
好き、嫌いはあります。
当たり前です。
ですが、このように先生の対応1つで、その後の生徒の人格形成に大きく影響を与えるという事を忘れないでほしいです。
クラスが変わる! 子どものソーシャルスキル指導法 (ナツメ社教育書BOOKS)
- 作者: 岩澤一美
- 出版社/メーカー: ナツメ社
- 発売日: 2014/03/19
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
1人1人の個性を生かした 通知表の書き方&文例集 小学校中学年 (ナツメ社教育書ブックス)
- 作者: 渡部理枝
- 出版社/メーカー: ナツメ社
- 発売日: 2013/03/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る