漫画よつばと!から学ぶ子供を褒めて伸ばす方法

しゅんさいです!

 

私は漫画が大好きなのですが、その中でも特に好きな1つに「よつばと!」という漫画があります。

よつばと!を見ているとよく、"この褒め方いいな"とか"この対応すごくいいな"と思うことが多く出てきます。

そこで、今回は

よつばと!とは?

よつばと!からみる上手な子どもの褒め方

・褒められることによって得られる子どもの変化

についてお話ししていきます。

(ここでの子どもは、"よつば"の事を指します)

先に結論を述べると

・漫画「よつばと!」は、ほのぼのコメディ漫画

・大人から見たら当たり前なこと、そして子どもの些細な反応も見逃さず褒める

・褒められたことにより、子どもは嬉しくなり、より一層褒められた分野への興味が高まり自信がつく

です。

そして、今回はたくさん良い場面があるため1度では紹介できないためいくつか抜粋します。

では詳しくみていきましょう。

 

 

 

【漫画よつばと!とは?】

出版社:メディアワークス

ジャンル:コメディ.ホームドラマ

作:あずまきよひこ

"よつば"という5歳の女の子が主人公で、そのよつばをとりまく人々との日常生活を漫画にしたほのぼのコメディです。

主な登場人物は

・よつば(主人公)

・とーちゃん(よつばのお父さん)

・ジャンボ(とーちゃんの友達)

・やんだ(とーちゃんの友達)

・あさぎ、ふうか、えな(お隣さんの三姉妹)

・かーちゃん(お隣三姉妹のお母さん)

・みうら(えなの友達)

です。

 

よつばと!からみる子どもの上手な褒め方】

・第2巻 第8話 "よつばとおえかき"

ある日よつばは、お隣さんのえなに誘われて公園へお絵かきに行くことになりました。

そこには、えなの友達"みうら"も一緒にいました。

よつばは、えなに自分の絵を見せて

「これどーだ?」

と聞きます。

えなは大人な対応で

「うん、上手だね!」

と言います。

よつばは嬉しくなって、上機嫌になります。

すると、それを見たみうらがこう言います。

「いや、よつばのは下手だろう」と。

それを聞いたよつばは混乱します。

いつも、とーちゃんは上手だと褒めてくれるしえなもさっき褒めてくれた。

でも、みうらは下手だという。

そんな混乱の中、ジャンボに会います。

そして、よつばは最終確認で自分の絵が上手いか下手かをジャンボに尋ねます。

すると、ジャンボは

「よつばはうまいなぁー」

と褒めてあげます。

その後、えなとみうらも、

「以前よつばの描いた絵が上手だったからジャンボに気づいたよ。」

と褒めてあげます。

みうらはまだ小学生ですし、本音を言ってしまうのは決して悪いことではなく、むしろ当たり前な感想です。

しかし、そんなみうらもよつばが混乱し、落ち込んでいるのをみて褒めてあげます。

そして、ジャンボは間髪入れずに上手だなーと褒めます。

これほどに良い"褒めの連鎖"があるでしょうか。

 

・4巻 第22話 "よつばと勝負"

この日、よつばはジャンボと、とーちゃんと共にバドミントンをしに公園へ遊びに行きます。

よつばはバドミントンが苦手で、何回も特訓している状態でした。

そして、公園に着きバドミントンをし始めます。

ジャンボからスタートして、よつばへシャトルを投げます。

よつばは打てたものの、シャトルは真下に落ちてしまい、よつばは

「あーあ。。。」

しょんぼりします。

すると、ここでジャンボがこう言います。

「お!でもちゃんと当たるじゃん!やるな!」

と。

よつばが投げ返せなかったことに焦点をあてず、少しでも当たった事を褒めてあげています。

よつばが投げ返せなかったことに落ち込んでいるのを気づいてか気付かずか、どちらにせよ些細な事に気付き、褒める。

とても良い褒め方です。

 

・9巻 第59話"よつばとやきにく"

この日よつばは、とーちゃんとジャンボそして、ちょっと意地悪なやんだと焼肉を食べに行きます。

そして席について、よつばはメニューを手に取り、読み始めます。

「かるび.ろおす.ゆっけ」

それを見たジャンボはこう言います。

「おっ、よつばちゃんと読めるじゃねーか。えらいな!」

と。

一見スルーしてしまいそうなところですが、ここでも見逃さず褒めてあげます。

 

【褒められることによって得られる子ども(よつば)の変化】

お絵かきで褒められた後、よつばは

「やっぱりなー!!!」

喜び、万歳をします。

それほど嬉しかったのです。

ここで褒められず、イマイチ反応をされたらきっとよつばはこれほどまでに喜ぶことは、そして自分の絵に対する自信を取り戻すことはなかったでしょう。

 

また、バドミントンで自信がなかった部分を褒められた後、よつばは

数回ですが、さっきまではできなかった、ラリーを続けられるようになります。

「つづいた、つづいたー!」

と喜びます。

そして、ジャンボに、とーちゃんと特訓した内容を得意げに報告します。

最初はあんなに自信がなさそうにしていたのに、自慢げになるまでになっています。

ジャンボが褒めどころを見逃してしまっていたら、よつばがラリーを出来るように、そして自信をつけることはなかったかもしれませんね。

 

そして、焼肉屋さんでジャンボに文字が読める事を褒められた後よつばは、とても嬉しそうな顔をし、

「はらみ.きむち.ればし(レバ刺しのこと)」

更に自慢げにメニューを読み上げていきます。

ジャンボにえらいな!と褒められなければ、自慢げにメニューを読みつづけることはなかったでしょう。

何なら自分の行動に反応してもらえず少し悲しい気持ちになるかもしれませんね。

 

【まとめ】

今回のよつばと!の3つの例から見て分かるように、褒められた内容はどれも些細なことです。

大人や親からしたら

「えっ、たったこれだけ?」

と思うかもしれません。

ですが、たったこれだけで、よつばはそれまで出来なかったことができるようになったり、自分の行動に自信をつけたりします。

親に褒められることは勿論、周りの身近な大人からも褒められることにより、子どもは自信をつけます。

この、

「たったこれだけ?」

と思うようなことの積み重ねで子どもの可能性はどんどん、どんどん広がります。

親は勿論、周りの大人も子どもの些細な行動、内面に気付き、積極的に褒めていきましょう。