裏表ない人がタイプ?そんなん人間じゃない

しゅんさいです!

 

あなたは裏表がある人は好きですか?

この質問ではい!と答える人はあまりいませんよね。

なぜなら、世の中では"裏表がない"ことが良いとされているからです。

今回は

・性格の裏表とは何か

・なぜ裏表があるのか

・性格に裏表がある事は悪い事なのか

をお話ししたいと思います。

簡潔に結論をいうと、

・性格の裏表は電源のON.OFのようなもの

・裏表は自分のバッテリーを充電するためにある大切なもの

・性格に裏表がある事は当たり前、悪いわけがない

です。

では詳しくみていきましょう。

 

【性格の裏表とは何か】

性格の裏表とは分かりやすく言うと、

"家で見せる自分"と"外で見せる自分"です。

家に居るとゆったりできて気持ちも穏やかですよね。

反対に外にいると慌ただしく忙しない気持ちになることもあります。

例えば家に居る時、

眠いと思ったら、ベッドですぐ寝られます。

なんなら床でだって横になれてしまいますよね。

反対に外ではどうでしょう?

とても疲れていても、電車床では寝ませんよね?

極端な例ですがこういうことです。

焦点が外の場合、

家に居る自分が裏

外にいる自分が表

焦点が家の場合、

家にいる自分が表

外にいる自分が裏

ということになります。

 

【なぜ性格の裏表があるのか】

性格の裏表は人間にとって必要な存在です。

裏表がなければ常に自分のバッテリーを消耗し続け、充電する機会がないのです。

例えば、あなたは接客業の仕事をしています。

仕事場では、理不尽なことが沢山あります。

上司に怒られたり、客のクレームに対応したり。

ですが、その場面で感情的になることが出来ません。

なぜならそこは外、仕事場だからです。

理不尽なことがあっても歯を食いしばり、

客の訳の分からないクレームにも頭を下げます。

はたまた、客の面白くもない話に付き合わされるかもしれません。

その時だってきっと、無表情ではないですよね。

作り笑顔でも対応するはずです。

このように外では様々場面で感情を押し殺したりしなければなりません。

自分を消耗していますね。

もし、家に帰って家で同じことが起きたらどうなるでしょう?

自分のせいではないのに、母親に怒られた。

疲れて帰ってきたのに、おじいちゃんの話に延々と付き合わされる。

ここでも感情を押し殺しますか?

きっとそうではなく、感情的になります。

自分がやっていないことで怒られたら母親に反論します。

そして、疲れているのに話に付き合わされたら作り笑顔などせず、今日は疲れてるからなどと伝えるでしょう。

そうすることで自分を充電します。

こうして人間は裏表を分けることにより、自分というものの心のバランスを保つのです。

 

【性格に裏表があることは悪いことなのか】

勿論悪いことなんてありません。

上記でも述べたように、裏表があるということは人間にとって必要なことなのです。

心理学の社会心理学という分野から

"人は個人と集団でいる時では心の動きが違う"

ということがわかっています。

人間は、心理的に・本能的に人個人でいる時と集団でいる時に心の動き=対応が違うのです。

なので裏表があることは当たり前なのです。

性格の、又反応の裏表があって悪いことは一切ありません。

 

【まとめ】

日本では性格の裏表があることは良くないとされる傾向にあります。

「あの芸能人、好感度高いけど絶対裏では性格悪いよね〜」

とか

「あの子可愛いけど、絶対裏表激しいタイプだよね」

などど、悪い意味で使われることが多いです。

ですが、上記でも述べたように人間誰しも性格の裏表があるのが当たり前です。

それにより自分の心を正常に保っていられるのです。

裏表ない人がタイプ→そんな人いません

裏表激しいねと言われた→そんなの当たり前だ

という心持ちでしましょうね。

なぜなら"裏表のない人間なんていない"からです。

逆を言えば、裏表のない人がいたとしたらその人は人間ではないでしょう。

 

 

 

性格類語辞典 ネガティブ編